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●ミスタープロスペクター

ミスタープロスペクター(Mr. Prospector)はアメリカ合衆国の競走馬、種牡馬です。競走馬としては大成できませんでしたが種牡馬としては20世紀末で最も成功した種牡馬と言われています。
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【ミスタープロスペクターの一生】
ミスタープロスペクターの母ゴールドディガーは名種牡馬ナシュアの娘で、当時のトップサイヤーであったレイズアネイティヴを交配されて誕生したのがミスタープロスペクターです。ミスタープロスペクターの名は、母ゴールドディガー(金鉱採掘者)に因んでミスタープロスペクター(探鉱者)と名づけられました。
ミスタープロスペクターは驚異的なスピードを持っていましたが、スピード馬にありがちな骨膜炎の持病を抱えていたせいもあってデビュー3歳2月までずれこんでいます。

ちなみに同い年のセクレタリアトは前年、2歳にして全米年度代表馬に輝き、既にスターホースの座を確固たるものにしていました。1970年生まれの世代には他にもフォアゴー、ダリア、アレフランセなど数々の名馬がおり、ボールドルーラー、ラウンドテーブル、ギャラントマンらを擁した1954年生まれの世代に勝るとも劣らない強力な世代でした。
一方、ミスタープロスペクターは出世が遅く、大レースにも出ていないため、セクレタリアトとは一度も対戦していません。

生涯の競走成績は14戦7勝(重賞では2着2回)でした。7ハロン戦まででは圧倒的な強さを示し、2度レコードを叩きだしましたが、マイル以上の距離では全敗という典型的なスプリンターでした。特にスピードには素晴らしいものがあり、3歳春の6ハロン戦で1分7秒8という素晴らしいタイムを記録しています。

記録だけでミスタープロスペクターのすごさを理解することは困難でしたが、彼の潜在的な素質を感じていた生産者は少なくなかったようで、種牡馬入りしてからミスタープロスペクターには割と良質な繁殖牝馬が集まりました。これがミスタープロスペクターにとって非常に大きな幸運だったと思います。

その甲斐あって1979年には北米の2歳リーディングサイヤーに輝いていますが、この時点ではミスタープロスペクターの「早熟な短距離血統」というイメージを覆すには至っていません。しかし、コンキスタドールシェロがベルモントSを制したあたりからその評価が微妙に変化していきます。

その後、繋養地がケンタッキー州に移り、さらに良質な繁殖牝馬に恵まれガルチ、フォーティナイナー、シーキングザゴールドなどクラシックホースなどの大物を出し始めます。そして、その産駒もまた種牡馬として成功し始めたのでした。

1987 - 88年には北米リーディングサイアーとなり、大種牡馬としての地位を確立しました。また、マキャベリアン、ジェイドロバリーなどといった産駒達が欧州の芝コースで大活躍し、「ダート専用」「早熟」「短距離血統」というミスタープロスペクターのイメージをどんどん変えていきました。さらに驚くべきことに一流馬だけでなく、ミスワキ、クラフティプロスペクター、カースンシティなどといった競走馬としては一流半だった馬までが種牡馬として成功し、世界中のリーディングサイヤー・ランキングは瞬く間にミスタープロスペクターの系統に席巻されていったのでした。今日ミスタープロスペクター系は世界の一大主流血統になっています。

ミスタープロスペクターは非常にタフな種牡馬で、死亡した99年にも種付けをこなしていたそうです。
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【ミスタープロスペクター系について】
父のレイズアネイティヴRaise a Nativeは、アメリカでネイティヴダンサー系を最大父系にした功労者であり、強烈なスピードを売り物に大成功した種牡馬でした。この馬にはアリダー(Alydar)、イクスクルシヴネイティヴ(Exclusive Native)、マジェスティックプリンス(Majestic Prince)といった重要な後継馬がいるが、これらがいずれもアメリカ国内での成功にとどまったのに対し、ミスタープロスペクターは、ヨーロッパへも活躍馬を多く送りだしました。

ネイティヴダンサー系は、ミスタープロスペクターに代表されるように、無名の競走馬が大種牡馬に化けるケースがよくみられる不思議な血統なのです。
ヨーロッパでも、やはり無名のエタン(Atan)が短距離界の大種牡馬シャープンナップ(Sharpen Up)を輩出したり、日本でもオグリキャップのような“典型例”が出現したりしました。競走馬の血統というのはもともとこうした不確定な性質を伝えるもので、ナスルーラ(Nasrullah)やノーザンダンサー(Northern Dancer)のような超A級馬でなければ、確実性というのはまず望めるものではないと言われています。

ミスタープロスペクターもまた不確定性が生んだ偶然的な名種牡馬でしたが、種牡馬としてはきわめて確実性に富んだ能力を持っていました。アメリカではノーザンダンサーの後を受けて、投資対象になりうる血統として信頼を固め、直仔の種牡馬も次々と名を挙げていきました。ヨーロッパでもミスワキ(Miswaki)やキングマンボ(Kingmambo)が実績をあげました。不確定性が支配するネイティヴダンサー系に異端として生まれたこの血統は、今日新たな父系の起源になろうとしています。

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【主な産駒】
◆コンキスタドールシエロ(ベルモントステークス、メトロポリタンハンデキャップ)
◆ウッドマン(種牡馬)
◆ガルチ(ブリーダーズカップ・スプリント、メトロポリタンハンデキャップ、ウッドメモリアル招待ステークス)
◆フォーティナイナー(トラヴァーズステークス、シャンペンステークス、ハスケル招待ハンデキャップ)
◆ゴーンウェスト(ドワイヤーステークス)
◆アフリート(ジェロームハンデキャップ)
◆キングマンボ(プール・デッセ・デ・プーラン(仏2000ギニー)、セントジェームズパレスステークス、ムーラン・ド・ロンシャン賞)
◆フサイチペガサス(ケンタッキーダービー)
◆マキャベリアン(サラマンドル賞、モルニ賞)
◆シーキングザゴールド(スーパーダービー、ドワイヤーステークス)
◆ジェイドハンター(ガルフストリームパークハンデキャップ、ドンハンデキャップ)
◆リズム(ブリーダーズカップ・ジュヴェナイル、トラヴァーズステークス)
◆アルデバラン(サンカルロスハンデキャップ、メトロポリタンハンデキャップ、フォアゴーハンデキャップ)
ジェイドロバリー(仏グランクリテリウム)
◆ミスワキ(サラマンドル賞)
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【血統図】
ミスプロ.JPG
posted by 楽天馬2 at 23:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | 競走馬達の物語
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